ツイステッドワンダーランドを乙女ゲーとしてプレイする

こんばんは、kikiです。

結局ソシャカス卒業出来ず給料の半分がソシャゲに飛んでいっている中、新しいソシャゲに手を出しました。

セルランで桁違いの数値を叩き出すいわゆる”覇権ジャンル”の偵察だと自分に言い訳をしながらインストールを決意。フォロワーにも背中を押されました。

ちなみにもう既に数万円を溶かしてしまい猛省しております。手切れ金にしたい。

 

【公式】ディズニー ツイステッドワンダーランド(ツイステ)

 

今回は覇権ジャンルツイステッドワンダーランドの感想を偏見と妄言とネタバレ満載で書いていきたいと思います。夢、ほんのり腐要素もあります。

考察などは読まないようにしていますが「ケイト元寮長説」については拝読させていただいております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メインストーリー全体感想

正直私とツイステのストーリーとの相性は”あまり良くない”と感じた。

オーバーブロット→解決の流れがあっさりしすぎていること、根本的解決に至っていないこと。4章まで読み終えたが一度も「終曲!」回で納得することが出来なかった。

ただ、きっとこれが”ヴィランが紡ぐ物語”なのだと感じたし、どれだけ正規の物語の真似事をしようとヴィランが幸せを偽造しようと、その枠組みから外れることは出来ない。ツイステには一貫してそのテーマがあるように思える。この物語がどのような結末を迎えるのか、知ってしまった私には見届ける義務がある。

 

ツイステ世界線の何が残酷か、というと「世界が終わらないこと」であると私は思う。

理不尽や不条理、釈然としないまま迎える終曲。いくつものそれらが全て同時進行で継続されることこそが一番の地獄なのではないか。

悪が生き延び、歯車が確かにズレ始める。響き続ける不協和音。ツイステッドワンダーランドが壊れる日(完結する日)が待ち遠しい。

ツイステッドワンダーランドのメインストーリーは全てプロローグである。

 

そしてそんなツイステ世界線においての”救済の象徴”、そして世界の”証人”になれるであろう男が、そう、トレイ・クローバーなのである。

 

私が人生を狂わせたツイステッドワンダーランド~真紅の暴君~(乙女ゲーム)。リドル、エース、デュースを攻略後に解放されるトレイ・クローバー√の話をしよう。

 

真紅の暴君 感想

攻略順はリドル→デュース→エース→トレイ(三人攻略で解放)→ケイト(トレイ攻略で解放)。

 

個別ルートをざっくりまとめると

リドル:ツイステ1章と同じ流れ。ツイステとは思えないほど善性に溢れたキャラ。

デュース:真面目になりきれないデュースに萌え、私の嫌いな”親に結婚の挨拶”シチュがあって萎えた。

エース:手が早い・嘘つき・ダメ男。どこかのバンドマンを思い出した。ダメな男と分かっていても惹かれてしまうしまんまと騙されたい。感情ジェットコースターで楽しめる√。

トレイ:ヤバい(詳細は後述)

ケイト:ハーツラビュル真相√。ケイトから静かなトーンで告げられたハーツラビュルの歴史に涙した方も多いのではないでしょうか。

 

ケイト・ダイヤモンドについて

トレイを語る上で欠かせない(と私が感じている)キャラ。

メインストーリーにおけるケイトの役割、がほとんどない。一番手でも二番手でもない。反逆者でも権力者でも、協力者でも支配者でも”誰でもない”感覚。そしてケイトの分身が出来るユニーク魔法では、誰でもないからこそ”誰にでもなれる”ことの裏付けが為される。そしてそれはケイトが唯一ではなく”群衆”であることのメタファーであるように感じたのだ。どこまでが意図的でどこまでが本質なのか、どれが嘘でどれが真実なのか。ケイト・ダイヤモンドという人物の輪郭を探しながらたどり着く真相。善であり悪であり、どこまでも中庸なケイトから見た確かな真実がケイト√にはあった。

ケイト・ダイヤモンドはハーツラビュルの語り手であるべき男。

 

トレイ・クローバーについて

全てが刺さりすぎてどこから話したらいいか分からない。

一番に言えることは「ツイステ世界線で最後に笑うのはトレイ・クローバーである」ということです。

 

メインストーリーを読み終えた後、真紅の暴君では「リドルの自己肯定力を構成していたいくつかの要素が崩れ落ちたこと」への不安、荒野の反逆者では「レオナの一生変わることのない生まれ」への不安、深海の商人では「アズールが積み重ねてきた形に見える努力が消えたこと」への不安に駆られた私だが、一章真紅の暴君ではそれを埋めるものとして”トレイ・クローバーの存在”があったように思える。

ハーツラビュル寮生からの信頼を得たとしてもリドルが長年、それこそ生まれた時から今この瞬間までずっと教えられてきた根底にある”正しさ”。人生を捧げていたものが抜け落ちた時。いくらそのやり方に不満があったとしても、考える隙すら与えない正しさを失った事実と生まれた”考える時間”に、気持ちが不安定になることがないとは言い切れない。その際一番傍で変化に気付き何かしら手を回したり、リドルに空いた穴を”上書き”するのはトレイ、なのである。

救いのないメインストーリーで唯一オバブロしたキャラに”意味をくれた”。

 

しかしそこに含まれるトレイの想いとしては「執着」という言葉が一番近い気がしていて、リドルのまっすぐさに心を打たれたこちら側としてはこれ以上ないくらい不快なのである。リドルの綺麗な世界にこんな歪んだ男が入り込もうとしている事実が最悪で、そして最高なのだ。

 

そもそもトレイの”副寮長”という肩書きが許せない。責任を負うこともなく、目立たないモブでもない。二番手という立場に甘んじるどっちつかずのトレイ。女王に付くのか兵士に付くのかハッキリしない態度。

感情が欠落しているのかおそろしく自己評価が低いのか誰かへの想いを拗らせているのか状況を楽しんでいるのか、はたまた全てか。トレイは全てを見渡すことの出来る頭のいい男で、全てを変える力さえ持った強い男だ。それなのにあえて「手を出さない」「当事者になりたがらない」のである。傍観者であるトレイは、悪が根付いたツイステ世界線において”禁止カード”であると私は思う。生き方は悪であると言えるのに世界が善でも悪でも、どうであろうとトレイは運命や宿命に振り回されることがない。全てが壊れてもトレイはいつでもその状況を「そういうもの」として素直に受け入れていそうな節がある。人生そのものを他人事のように見ていそうなのだ。

 

どちらにも手を貸すがどちらかを贔屓することもないしトレイ自身が何をしたいのかが読み取れない。そんな生き方のルーツを辿るとこれもまた「生まれ」にたどり着くのである。

 

トレイにはおそらくまともな自我、そして感情がなかった。そしてそれを誰かに伝えて消化する術も持っていなかった。ここでトレイの長男属性が光るのだ。誰かに頼ってもらうことは多くても人に頼ることは出来ない男なのだ。自分のうちで燻ぶらせているような男で、だからこそ考え方が歪み、そのまま成長する。

トレイの人生でのターニングポイントは確実に「リドルとの出会い」にある。閉じ込められていたまっすぐで真っ白なリドルにきっとトレイの中の何かが動いた。悪の中にあって悪でない、善の芽生えであるリドルにきっかけを与えられた。それがトレイが人生で初めて抱いた激しい感情。それでいて自分がその”生”を穢すことは出来ず、しかし触れずにいられる訳もなく、絶妙な距離感を保ちながら自我に蓋をして生きてきた結果現在の矛盾モンスターへとなり果てたのである。こうすると辻褄が合う。

 

そして実験着パソスト「過程や愛情はどうでもいい」発言について。

リドルは過程や愛情をきっと大事にするしリドルのそれらを拒絶しているのはいつだってトレイ自身。そして裏を返せばそれはリドルから”トレイの過程や愛情”を求められることへの恐怖のように感じた。トレイは、リドルを構成する要素として己の過程や愛情、トレイ自身の色が混ざることを恐れているのではないだろうか。

それだけリドルの存在に執着して常に傍にいるのに、トレイにとって重要(だと思い込んでいる)なのは強い外的要因から成り立つリドルの正義を貫く姿であって、きっと愛だのなんだのにリドルを黒く染めないで欲しいのだと思う。その「愛だのなんだの」に自分も含まれている。

本当は誰より過程や愛情に飢えているはずなのに拒絶する。やはりトレイは矛盾だらけの男なのである。人間性に欠けているのに感情を捨てられないのだ。

 

今まで起伏が少なかったトレイの中に生まれた感情─言葉にすることは難しいが─陳腐な言葉で言い表すと独占欲、のようなものだろうか。トレイは、それまでの反動か綺麗なものを自分の色で汚すことに誰より強く興味を持っている気がする。しかしそんな自分を否定し律することで副寮長のトレイ・クローバーを演じ、逃げ場を自ら潰して自分の感情から目を逸らすのだ。

きっとトレイが一番振り回されるものは世界でもなくそれが紡ぐ運命でもなく、己の世界の外側に居続ける生き方と生まれた自我との”矛盾”。スケールが大きいように見えてトレイの器は小さい。それこそがトレイ・クローバーはひとりの”人間”であることの証明である。

 

そしてここからがツイステッドワンダーランド~真紅の暴君~(乙女ゲーム)でヒロインがトレイの本質を引き出す部分にあたる。

トレイ・クローバーが本能のままに、自分の色で真っ白いキャンパスを塗りつぶしたいという欲を「満たす」ということを知る。その実験台になり、トレイには己が齎す影響のみで人ひとりの人生を狂わせる、というのがどういうことなのか、その快感を味わって欲しいのである。

 

トレイ√では日常がトレイに仕組まれた些細な違和感だらけ。身の回りがトレイの上書きだらけ。感覚が麻痺してきてトレイが干渉する生活が当たり前になっていく。

その痛々しい様子を見たケイトはある日ヒロインをハーツラビュルから連れ出そうとするんだけどトレイはそれを知ってて止めることをしないんだよね。そもそもトレイはヒロインと「一緒にいたい」「付き合いたい」とは思っていない。ヒロインが困ったときに真っ先に「トレイ先輩」って呼ばれることに快感を感じるタイプ。

トレイが干渉できない距離で過ごすヒロインがトレイを求めてそこから逃げ出す様子を見るのが好きだし、たとえ誰かに手を出されたとしても半笑いで眺めてる。そしてそこでもまたヒロインが「助けて」と口にする名前はトレイであるから。

そこで助けに入ることにより更にヒロインはトレイを信じてしまう悪循環に陥る。

 

トレイ√で1番好きだったシーンが、騙され続けるヒロインに笑いを堪えきれなくなってトレイがいきなり狂ったように笑うシーン。ずっと優しかったトレイ先輩がいきなり人が変わったように自分を罵ってきて思考停止したしその画面から進めることが出来なかった。

ヒロインが全てを失ったかのような絶望の表情を浮かべたのを見て満足したトレイが「嘘だよ、驚かせてごめんな」って優しく笑ったその笑顔が一番きれいで何も言えなくなった。絶対に何かがおかしいはずなのにもうトレイ以外信じるものがなくなったヒロインは愚かにもその「嘘だよ」を信じることしか出来ない。それを疑えば自分の存在すらあやふやになってしまうから。

そしてみんなに慕われるトレイ・クローバーのユニーク魔法が誰より洗脳向きだなんて誰も気付いてはくれない。そのようにトレイは人格を築いてきたから。

もうそうなると何が本当で何が嘘か、なんてものは重要じゃなくて、そこにトレイがいるかいないかだけが大事。

お姫様になれる魔法なんてどこにもなくて、本当は全部トレイが見せた錯覚に過ぎない。そんなトレイらしい√が刺さりました。

トレイ・クローバーの実験用眠りネズミ(マウス)になりたい。

 

最後に。無、そして激しい感情、それを抑え込むこと、しか知らなかったトレイに繊細な感情のひとつひとつを教えた人、今の副寮長トレイ・クローバーの人格形成を手伝ったと思われる人がケイト・ダイヤモンドだと考えています。人の愛し方を知らないトレイにユニーク魔法でさまざまなストーリーを見せてたくさんの愛の形を教えてくれたのがケイトだったら素敵だなと思うのです。副寮長トレイの「オカン属性」が付与される言動もケイトの”オレくん”のうちのひとりから教えてもらったものなのかもしれない。多くは語りませんがこのふたりのロマンチック壮大ストーリーも甘酸っぱい青春ラブストーリーもセフレから始まる悲恋シリアスストーリーも日常ラブコメも大好き。

全ての可能性を秘め、お互いが素でいられながらもたくさんの夢を叶えられる二人なんじゃないかなと思います。(乙女ゲー世界線とはまた別の話でした。)

 

結論。トレイ・クローバーはケイトとたくさんの恋を辿り、世界の理想をリドルに求め、ヒロインから支配欲と快楽と愛を得る。そんな強欲で罪な男なんです。ツイステが覇権ジャンルの理由は分からないけどトレイは確かに覇権でした。

 

最後に!

ツイステッドワンダーランドは早く完結して私を安心させて下さい。

そしてどうかツイステがトレイ・クローバーを「思ったことを言わない男」で終わらせませんように。

トレイの解釈が暴走しすぎてストーリーを読みなおすのも怖いし新規ストーリーにも怯える日々ですがトレイ√で優勝した事実を噛みしめて楽しく生きていこうと思います。私に出会ってくれてありがとう。

 

ツイステッドワンダーランド対あり!!!

レンドフルール 感想

こんばんは、kikiです。

レンドフルールをオランピアソワレと同時進行していました。温度差がすごい。

薄葉カゲローさんの絵がすごく好きで情報が公開された頃から実はずっと気になっていたのですがこの度ようやく手を出しました。

神の力を司る花々の箱庭で世界の命運を握るゲーム。人が万単位で死ぬ。

 

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今回もネタバレ全開で感想書いていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全体感想

よくあるベストエンド、グッドエンド、バッドエンドではなくレンドフルールで用意されているのは「忠誠」エンド、「愛情」エンド、そして大量のバッドエンド(多くて攻略対象1人につき8個)。

さすがにレンドフルールの設定でそれぞれハッピーエンドを用意するのは無理があるとも感じるけど結局正解がひとつもないことに感情の行き場が分からなくなったり。1番ハッピーエンドっぽかったオルフェ愛情も受け入れがたく…う~ん難しい。このなんとも言えない後味がレンドフルールなのかな、とも。結局種人(私)からすると愚かな神々の美しくも残酷な、本来私たちが知りうることのない世界だったのかなあ。未だにレンドフルールとの距離を感じてる。

と、ここまで言ったけど楽しかったです。攻略対象それぞれに幸か不幸か定められた運命があって、どの感情を以てして世界の崩壊を食い止めるのか。それぞれのルートに隠された真相があって紐解いていくのが面白かった。

そして雰囲気と世界観、ヴィオレットのビジュアルが狂おしいほど好き。

スチルも大量で何度感嘆のため息をついたか分からない。

ラヴィールというレンドフルールならではのシステムも最初は面倒だったけど段々慣れて愛着が湧いた。ただ終盤のラヴィールで集中が切れることもしばしば。私の中でヴィオレットアンドロイド説が浮上した。

最終的に好きなエンドから

ルイ愛情>ギスラン忠誠>(越えられない壁)>オルフェ忠誠>ユベール愛情>>>>>オルフェ愛情>ルイBAD甘き忠誠>>>レオン忠誠、ギスランBAD破られた忠誠>レオン愛情、ルイ忠誠>ギスランBADこの愛に殉じて>ギスラン愛情

という感じだったかな!

ここに入れていない ユベール服従、ユベールBAD泣いて月を乞う器 はとにかく愉快すぎて高笑いしてた。毛色が違いすぎて並べられない。

MVPはもちろんレオンです。貴方がいなかったらきっとこの代のレーヌと四騎士たちの関係は成り立たなかった。

 

個別感想

攻略順は公式推奨順にレオン→ギスラン→オルフェ→ルイ→ユベールで。正直パッケージで一番デカい男は最後にやりたいタイプなので戸惑いつつもレオンからプレイ。

 

レオン:お前がヴィオレットに一目惚れしたと同時に俺はお前に恋をした!会って5分でクライマックスを迎えた。

思い返すとレオンの優しさに100回は救われていたな。間違った決断だったとしてもいつでもヴィオレットの意思を尊重し背中を押してくれた。自分が辛い時でもヴィオレットの為に怒ってくれた。ヴィオレットが恋という禁忌を犯したこともレオンは自分のせいにしてくれる。こんな無償の愛捧げられたらヴィオレットがレオンに甘えたくなるのもわかる。「脈ありかもしれない」状態であえて「何もしない」という選択を取れる強さと優しさ。そしてレオンはヴィオレットに死ねって言われたら死ぬもん。すべてを放り出してレオンに縋りたくなる。レオンの恋心に逃げたくなる。

レンドフルールはいつでも無慈悲な世界だけどレオンと一緒にいるときだけは夢を見て現実から目を逸らせる。恋は盲目、そして目を離した隙に世界は崩れ去る。レオン愛情は面白いとは言えないエンドだったけど愛に堕ちたレオヴィオがこうなるのは正直一番可能性があるような気がしている。レオンはヴィオレットより数倍ヴィオレットを理解していた。忠誠エンドはかっこよかったぞ!ヒューヒュー!

 

ギスラン:気性の荒いツンデレ近藤隆。逆巻家最推しがスバルだったオタクが初見でビビッときた男。口調は粗暴なのに声色が優しいと血が騒ぐ。ツン(とことん不器用なだけ)デレ(やさしさ)は世界を救う!

ギスランは女の子を下に見てるんじゃなくて”守られるべき存在”だと思ってることを知った時の爆萌えの波に飲まれた記憶を大事に生きていきたいし、まだ20歳なのにクソみたいに偉そうでチューした。お前が一番他国への偏見持ちで自意識過剰でカワイイ!

共通ギスランの「──女神の、加護を」てセリフでハッピーすぎて赤飯炊いてた。「何か用は無いのか」「俺に命じることは無いのかと聞いている」「さっさと命令を出せ」が超可愛かった。騎士になって張り切っちゃうギスラン♪主が心配で心配でしょうがないギスラン♪るんたた♪

そしてギスラン忠誠はレンドフルールで一番滾った√。クリザンテームを愛し、レーヌに忠誠を誓ったからこその台詞に何度も心を打たれた。最後のラヴィールで情報としてセットした回想、残された時間つまり現在のつなぎ演出がなめらかで甘美でどこか寂しくて余韻が綺麗だった。ギスランにとっては1番残酷な命令であるけれど騎士とレーヌとして「命令」と「拝命」を交わすことがギスヴィオの答えで。

最期にギスランが「ふふ…」て笑いを零すんだけど、どうしてもくだらない命令に逆らえなかったゆるやかな時間を思い出して笑ったみたいにも見えて泣けたよね・・・でもその過去にくだらない時間を過ごしたギスランに笑顔はなくて、笑ってたのは最期の命令の時、なのが切ない。きっとこの笑いには少しずつ自嘲、どうしようもない無力さ、みたいな要素も含まれているんだと思う。そしてギスヴィオの時間の積み重ねが引き出した笑みでもある。

と、しんみりしていたらラスト1分で興奮しすぎて荒れた。ヴィオレットにとっては女神のどこかに居続けるほんの”気持ち”の淡い約束、別れを決断するための儚く脆い夢のようなものだった。でもギスランは、東の騎士は、終わりの見えない苦痛、その生涯を文字通り全てかけて、その夢を叶えるために神をも敵に回す。

この√ではマダム・エンジュも最高だった。ギスランにとって深紅の刀剣は、毒にも甘味にもなり、そして「武器」にもなる。愛情√で悲劇を断ち切った男は、女神が悲劇とヴィオレットを終わらせた世界線で悲劇を”もたらす”男になる。

ギスランは忠誠にステ全振りしすぎて愛情がつまらんかった。愛情と忠誠で同じセリフでもヴィオレットを「あいつ」「レーヌ」と呼び分けるのが細かくて好き。愛情への階段を下ってしまったBADは好きだったけどギスランは愛に堕ちることはないので。記憶から消した。ただ…ギスランから抱きしめられてキスされて興奮したのは否定出来ない………。

 

オルフェ:そんな妖精みたいなナリして結構ちゃんと生きててビックリ。

オルフェ忠誠大好き!!!!!別れ方と余韻の美しさ圧倒的ナンバーワン。撫子の花びらがふっとヴィオレットに触れるように、最後のオルフェとの抱擁も風が撫でるように一瞬。オルフェの最後の言葉も、花びらが舞う風のように私の心を軽くしてくれた。

奇跡の神の卵はチートやなあと思います。後で書くけど何も持たないギスランの立場が浮き彫りになっていって興奮してた。

あとオルフェBAD置き去りの愛・Ⅱの「本当は聞こえてるんだよね?」ってセリフが忠誠の「ちゃんと、聞いているから」と真逆で鳥肌立った。

 

ルイ:初めて見た瞬間からルイのことを絶対泣かすと決めていた。

私が人生を狂わされる男の特徴は「自我や感情がない」「カリギュラ効果」「幸せのハードルが低い」「恋は人間が持つ一番激しい感情」など、なんですがルイからその匂いをプンップン感じてた。その余裕そうな顔をどうしても崩してやりたかった。黙って従うのは癪なのでそれ相応の”恋による衝動”を差し出しなさい!って気持ちを強く持って√進めました。

ルイはギスランの逆で愛情にステ全振りしすぎて忠誠が疎かになってた。ルイにとって愛情なき忠誠は執着の場ではない。本当の忠誠には愛という執着が必要だった。

愛情√、想像していたものより何倍も綺麗で優勝!こんなにも愚かで綺麗な「感情の自覚」がありますか?いつでも余裕そうな顔してる男が必死にヒロインの元に走るの大好きすぎて超~~~興奮した。

賭け事のようにヒロインの心をかき乱した男が、エンド後ヒロインからのささやかな悪戯や意地悪に心を痛めるのだ~い好き。ヒロインが発した言葉ひとつひとつに一喜一憂して、ヒロインが人生の全てになって。自分がやったこと忘れててホント草。こういう男を愛しています。

 

ユベール:A型って書いてあるけど絶対種人がユベールの血液検査したらB型!この人の「姫」呼び「ヴィオレット」呼びの使い分けが嫌いすぎていちいち引いてた。ただこの人も心が壊れてしまうくらい長い孤独な年月を過ごしてきていて私なんかが文句言えるような立場ではない。けど言う、絶対B型!

ユベールは愛情√でようやくほんのり好きになったかなあ。確かに過去のユベールの心は愛おしくてほんの少しの残り香のようなものでも信じたいと思った。取り戻したいと思った。可哀想で可愛いユベール。

 

ヴィオレット:叙任式での「執着の対象がないのなら、わたしがここに作ってみせるわ」で勝利を確信した。

ヴィオレットも結構世間知らずの赤ん坊なので簡単に愛に堕ちて世界を捨ててしまう。レーヌ制のこういう危うさがレンドフルールの味。顔がとっても綺麗でもし私が騎士だったとしても命捨てちゃうかもしれない。

個人的に一番好きなセリフはレオン√での「こういうの、生殺しっていうんだぞ……」に返した「……知らないわ、そんな言葉」。ヴィオレットが思考すら全てをレオンに委ねるワガママ姫ですっごく可愛かった!

そしてユベール服従√でのヴィオレットはずっと最高すぎて爆笑してた(笑)自分の為に怒っているのかミレーヌの為に怒っているのかユベールの為に怒っているのかその両方か。人の為に怒れるって傲慢だけどその人を強く思うからこそできることで、愛憎は紙一重で。ヴィオレットの自分と向き合うラヴィールは秀逸だった。

 

裏波:浅葱に”変わらない”ことを望む故、自らに”変えられる”ことすら望まない傍観者で萌えた 裏波の気持ちは本物だったけど何も変わらない、変えたくない、変える力すらない無力な蝶はずっとずっと適当な笑みを浮かべている 好き

 

四人の騎士比較

この4人の「最初のキス」が好き。

レオン:ヴィオレットを呼び起こす目覚めのキス、レオンから

ギスラン:ギスランの願いを叶えるように繋ぎ止めるキス、ヴィオレットから

オルフェ:同じ想いをもって、どちらからともなく

ルイ:不意打ちで行われた気持ちの伴わない【実験】として

なんだよね。最初の3人はもちろん愛情ルートに入ってからなんだけどルイはまだ愛情入ってなくてもキスする。腹立った。

 

レンドフルール、√によって取り上げる題材は全く違うけど手紙を出したり散策したり、のアクションを起こす過程がちょこちょこ共通して入ってるからヴィオレットに対してどう対応するのか、それぞれ個性があって比較するのが楽しかった。

 

もうひとつ、これはギスラン以外の3人なんだけどグラース搾取の際の苦しみ方比較。

レオンは胸を掻き、オルフェは頭を抑え、ルイは顔を隠す・・・

ヒロインに弱い部分を見せたくない浪川大輔は、好き、でしょ・・・ってなった

 

そして一番私が愛おしく感じる部分が「何も持つことを許されぬギスラン」なんですよね。

レオンは破壊の神、オルフェは希望の神、ルイは希求の神からのギフトを持つ。それなのにギスランは普通の種人、戦士であった。

どれだけ奇跡が起こってもギスランの”理不尽”の前には意味を成さず、ギスラン√で勝利を手にするにはギスラン”自身”の力で戦うしかない。逆に言えばギスランには何も持っていなくても抗えるだけの揺るがぬ強さが、執念が、立ち上がる勇気があるって部分なんですよ。ギスラン本当に推せる。大好き。

 

最後に!

 

箱庭の中でどう足掻くか、神への認識はどう変化していくのか。

世界観が綺麗で惹き込まれた。やってよかったなって思います。

スチルとオープニングムービー見てウットリしてます。

ギスラン忠誠とルイ愛情を得られて幸せです。

 

レンドフルール対あり!!

オランピアソワレ 感想

 

初めまして。kikiと申します。ソシャカスから足を洗うため乙女ゲー界隈出戻りしました。

どうせ乙女ゲーするなら自分用に記録を残したいな~と思いブログ開設!

初手オランピアソワレの感想を書いていきたいと思います~すごく分かりやすいゲームだったと思う!

【色】で分けられた世界で唯一の【白】を持つヒロインが運命を探すゲーム。

 

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初っ端からネタバレ全開で殴り書いていきます

 

 

 

 

 

 

 

全体感想

初見で「交配相手探しなさい」「この島の男なら誰でもいいです」と言われる世界線無理すぎて真顔になる。正直パッケージで一番デカいメインヒーローを愛してしまう性質を持つ私ですら朱砂攻略意欲が湧かなかったレベルでこの島の文化に適応できる気がしなかった。

初対面で猥談ふっかけてくる男たち。ヒロインの(もう関わらないでおきましょ)というセリフが愉快すぎて爆笑するもこの島にいる限り遠慮なく交わされる下世話な会話からは逃れられないのであった。「この島嫌い」と何度思ったかわからない。

そんなオランピアソワレのすごいところは、√を重ねるごとにこの下ネタが鉄板ネタとして楽しめるようになってくるところ。

オランピアソワレで学んだのは「交配」と「魂の半身」というとっても便利な魔法の言葉で全てをそれっぽく誤魔化す能力。別ジャンルで隠語としても使えるのでオランピアソワレをやる価値はある。

システム面で言うなら共通の語録が多すぎてオートで流してるとすぐ次のセリフに切り替わっていちいち戻してた記憶。世界観に馴染む為に共通は丁寧に読んだ。

場面転換がAボタンでスキップ出来ないけどどうしても飛ばしたくて結局コンプまでずっとA連打してたオタク、演目タイトルがAボタンでスキップ出来てしまうので演目タイトルを結局3回くらいしか読むことが出来なかった。

あとはオランピアの髪色が変わるシーンで4回も突き飛ばされて悲しかった。

結局オランピアの魂の半身は6人おったけどそのうちの5人は紛い物の魂の半身なのでは…?感が拭えない。でも各√で私はオランピアとして本気で「この人が私の魂の半身なんだわ」と思ったしまあ証拠として髪色変わってしまったので文句はありません。

 

個別感想 

攻略順は公式推奨順に璃空→時貞→縁→玄葉→ヒムカ→朱砂でプレイ。

 

璃空:何故か最推しになってしまった男。

乙女ゲーで島崎信長に出会うのが初めてだったので常に興奮していたのもあると思うけど、その声で仕来りを重んじ過ぎる故の”夢見がち処女厨ムッツリちょろ童貞”なのが愛しすぎて璃空ちゃんが声を発するたびに腹抱えて爆笑した。私に笑う歓びを教えてくれてありがとう。

璃空ちゃん√は他の攻略対象が愛を育んだり運命のいたずらに振り回されたりしている頃、基本的にずっと璃空ちゃんが駄々こねてイヤイヤして喘いでるだけ。それだけで√の8割構成されてる。そこがまたカワイイ。

ずっと璃空ちゃんを抱っこしてあやして生きていきたい。璃空ちゃん人形のお腹押して毎日「うわ!?」と鳴かせたい。女性を(にょしょう)と読むのも面白い。裸で「自分を律すればいいのだ」に関しては説得力皆無過ぎてネタでしかない。墓穴を掘る天才過ぎてなんでも面白い。

魂の半身だからってなんでも許されると思ってるよね?許すよ。結局私は璃空ちゃんが何をしていても許しちゃうし、そんな関係が心地良すぎて一生璃空√にいたかった。

璃空ちゃんが意気地がなくてつまらなくて臆病な男であることを私は否定出来ないが、璃空ちゃんの「お前にふさわしい男になりたいのだ」という言葉をいつまでも信じて待つよ。璃空ちゃんはいくら時間がかかってもその為に自分と向き合い続ける強さと根性(と素敵な地位、権力)を持っていることを、私は知っているから。

璃空ちゃんが可愛すぎて一晩おいて時貞√取り掛かろうとしても5時間くらい嫌だって暴れてた。璃オラ以外で萌える自分がいたら嫌だった。

最後!璃空ちゃんの自己紹介、毎日聞いてます。これだけで7150円払う価値あるね。自己紹介で「いや」と言った回数7回、「駄目だ!」1回、「違う!」2回、「削ってくれ!」3回。愛。

 

時貞:マレビトも刀持ちもペンダントも全部朱砂に持ってかれて立場ない。可哀想。ビジュが好きなのでスチルが綺麗で嬉しかった。

時貞が月黄泉に脅されて【役目】を探している頃璃空ちゃんは好きな女の子に素直になれなくて悩んでたから時貞は21歳よりしっかり大人だと思う。璃空ちゃんとは「変えたい」の重みが違う。

BADが秀逸。”死”を口にしない静かな心中綺麗だった。もうひとつのBAD、オラソワで一番好きすぎて気が狂ったありがとうありがとう。

 

縁:えにしだかゆかりだか毎回忘れるけどよすが。時貞√あたりまで覚えられなかった。地獄殿とかいう名前、わたしの厨二心をくすぐりすぎ。そしてきっとB型。

ちなみに推しカプは縁オラでした。順番を間違えすぎた恋をする縁オラが好き。

縁は婚姻の約束を目的を果たす”過程”として話を進めているのに気持ちが伴いすぎていることを隠しきれていない。オランピアは恋心を隠すのに必死で気付かないけど実はどっちも婚姻を意識しまくっている。そうやって順番を間違えてしまった故のすれ違い、カワイイ。

「縁結構ちゃんとオランピアのこと好きだよね~!」ポイントがたくさんあって萌えが加算。

縁は遠い過去のほんの少しのつながりに唯一の希望を抱き、15年もその思いを募らせてきた、というか綺麗なまま取っておくことが出来なかった。いろんな色が混ざりすぎて自分でも理解できない程になってしまった。そんな孤独で地獄のような色をした縁の隠された本心をオランピアの白で照らし、未来の話をして笑ってほしい、と強く思った。

し、他√で、どんな気持ちでオランピアの背中を押しているのかと思って何度も頭を抱えた。朱砂√、死に水に向かうオランピアへのセリフ、オランピアを信じているからこそ未来の話をしてくれる縁は本当にもう・・・

たったひとりの【白】と【紫】同士なのも綺麗。運が悪すぎた縁を強運のオランピアが掬い上げたのも良い。ヒロインに「言わせようとする」臆病な男を愛している。

女島は縁オラの聖域なので正直誰も立ち入らないでほしいまである。

死菫城の交配及ぼうとしたシーンは正直萎えたけどもう許した。

BADの「嫌い、嫌い、嫌い、大嫌い。」「貴方なんて───大好き。」は人生感じた。

ただひとつ問い合わせしたい部分が、童貞のくせに慣れた風なところ。この人生涯交配禁止なのになんで慣れた風?そういうキャラだから?意味わかんなくて集中できなかった。ちょっと説明欲しいです。

 

玄葉:正直期待外れ。玄葉がそう簡単に身を引いたらもうなにもヒロイン側が掴むものないじゃん!ってずっとイライラしてた。タイミング悪い、言葉が足りない、嘘をつく、オランピアの気持ちを察せない、年上なのに頼りない。玄葉√でオランピアが流す無意味な涙にイライラ。

一個前に縁√をしていたからふたりのくだらない喧嘩に、縁が相談に乗っているのも嫌だった。私が玄葉に夢を見すぎていたのが悪いんか?天女島に上がんな!

 

ヒムカ:ヒムカの早口可愛い!隠された真相が明らかになっていくのは脳内大洪水起こった。オランピアソワレはヒムカ√後半からが本編。色層が、鳥居が、魂の半身が存在する意味が心にすとんと落ちてきて納得。

ただヒムカ消滅からの展開がご都合過ぎて残念。

ラストの「この島を変える」というセリフは沁みました。個人的にヒムカの色は虹色だと思ってます。

ヒムカ√、全ての事象にちゃんと意味があるけど何かが惜しい。

 

朱砂:オープニングムービーから約束された優勝。√開始直後から本気で落としに来てて即陥落した。もう許して!ってレベルでガンガン恋に落とされる。私が6時間かけて縁と渡った天女島、7時間かけて玄葉と渡った天女島、8時間かけてヒムカと渡った天女島に開始15分で連れてかれる。ズルだ!卑怯だ!こんなすぐ私は泣かねえぞ!と言いながら泣いた。開始20分でエンドロール突入しそうだった。

朱砂のセリフって「コトワリの所長として」「オランピアを想うひとりの男として」「前評判で夫の最有力候補だった者として」すべての立場を利用して攻めてくるんだよね。口で勝てるわけがない。とっくに落ちてるのにずっと落ちたくない落ちたくないと自分に言い聞かせながら進めてた。楽しかった。

そして私は「〇〇だけはやめておけ」なカリギュラ効果を持つ男に弱いのでそこでもキレ散らかした。こんなにもスパダリイケメン要素ばっかのメインヒーローなのにまだ属性持ってくるんか!?何度でも言うけど卑怯。

ささやかな恋の可能性を全て回収していく男。察しが良すぎて困る。私が「オイここで引き止めろや!」「オイちゃんと説明したれ!」「オイここで好きって言え!」と思う前に全部行動に移されてる。むしろ「まだこの恋心気付くな!」と思ってるときに気付かれてる。朱砂の赤い糸に絡めとられて身動き取れなくなってたズルい。朱オラに不安要素ひとっつもなかった。朱砂の総合彼氏力高すぎて訳が分からんこんな男が存在していいんか?誠実なのに狡猾で、目が離せなくて…本当に非の打ちどころがなさすぎて普通に女として恋に落ちてた。

月光貝の光、強運×強運じゃないと見れないの悔しすぎてハンカチ噛んだ。縁にも見せてやってくれよ後生だから・・・

どこまでも最強な朱砂が「俺は認めません、そんな運命は」って言うならそんな運命は認められねえんだよな。こんなに揺るがぬ男がいていいんかよ!って途中で他√で愛した男たちへの後ろめたさを感じて一旦ゲーム投げたりもしたね・・・

他√でガチギレした記憶もある交配シーン、朱砂√での交配はオランピアを繋ぎ止める大切なイベントだった。「俺はお前が恋しくて仕方がない」「……私は、ちっとも貴方のことなんて恋しくないわ」ここでオランピアと交配してなかったら全てが終わっていた。初キッスは少しずつ距離を縮めて笑っちゃうくらい真面目に合意を求めたのに、オランピアの本心を見抜いて、今誰より傷ついているオランピアを強引に押し倒し(ちゃんと合意は得た)オランピアの不安を全て取り除いてくれる。何度嫌いって言っても何度でも運命を覆すように好きだと言ってくれる。優勝じゃん。松岡禎丞、どうやったら一人で五層(吐息、ソプラノ、アルト、テノール、バス)の激エロヤバボイスが出せるんだ。。。マイクの前でセックスすな。。。

そして神が遺した”運命”は、人の力で”新しい神話”となり、朱砂のもとに何度も何度も流れてくる刀はオランピアを「殺すため」ではなく「守るため」のものに。血の赤の道は太陽を照らすのか否か、なんて思ってたけど本物の太陽引きずり出してきちゃって…魂の半身ってすごいですね本当に。本当の意味で人間の世を創造した朱オラ。

運命力にも彼氏力にも恵まれた朱オラ、すごかったです。

 

オランピア:柊美羽が好きなオタク(私)はきっとオランピアが好き。オラソワで断トツ好きなセリフが多かったのがオランピア

共通の「夫探しは明日から」「明日からやろう」「明日こそ頑張るわ」がオモロすぎて最初っから心を掴まれていた。手紙の検閲の際の「よろしくお願いします」「ありがとうございます」がちゃんと言えて偉い。

うじうじ璃空ちゃんの五億倍男前で惚れ、時貞の胸板見て「私の胸よりかっこいい」と思ったシーンで抱きしめた。オランピアにかかれば花占いのおまじないも呪いに変わります。

朱砂√での死に水に潜るオランピアの強さに大号泣。「誰かがやらなければならないもの。だったら私がやります」簡単に言える言葉じゃない。本当は怖くてしょうがないはずなのに未来を変えたくて、オランピアは声を上げるんだ・・・

 

柑南:初対面でウザって思ったけどオラソワのキャラ半分以上が第一印象最悪やから気にしてなかった。けどやっぱ朱砂√までウザかった。時貞√で一瞬この男に同情したが私の顔は三度までなのでそう全√で邪魔されるとイライラしてきた。でも時貞BADの恩があるので正直頭が上がらない。。。

 

薙草:存在が不要すぎてセリフ全部A連打。

 

刈稲:俺が沙波スタンスで読んでた。私がオラソワ時空にいたなら沙波だったに違いない。墓に花を供えたいという女々しくて図々しい部分も含め、その盲目的で自己満足な優しさに惹かれて好きになった。時貞BADでいいように精液搾取されちゃうのも興奮した。でも交配現場を押さえられたのはトラウマです。

 

道摩:カワイイ 全人類好きでしょ朱砂√の道摩

 

そのほか

どうしても記憶(スチル)のタイトルが気になる問題 絶妙なダサさ、何?

朱砂「触れるな」「今は愛したい」玄葉「愛してるよ」「目を閉じないで」璃空「もう待てない」「誓う」時貞「一番美味しい」縁「十数える間に」「捧げる」ヒムカ「見ていたい」「確かめて」

要約されるとなんか面白い、これは本気でつけているんですか?メモ書き?

 

最後に!

 

オラソワ、もしかしなくてもすごく面白かったのでは…?

一週間強でサクッと駆け抜けたこともあり、プレイ中は当たり前のようにオラソワのある生活があったのにフルコンプした今、天供島のたくさんの色に溢れた景色が恋しくてしょうがない。これがロスってやつじゃん・・・

オープニングムービーを見ただけで寂しくて夜泣きしてる。

交配ギャグもあり、壮大な神話と重めの運命シリアスもあり、そしてそれぞれの√で全く色が違うからすごくいろんな気持ちで楽しめた!

個人的には璃空ちゃんと刈稲くん、縁オラと朱砂√を得られて満足!

オランピアソワレ対あり!